おでかけ国立美術館とは？

国内最大級のコレクションを誇り、19世紀末から今日までの日本美術の流れを概観できる美術館

皇居のほど近くに建つ、日本で最初の国立美術館。横山大観や岸田劉生らの重要文化財を含む13,000点を超える近現代美術の作品を有し、時宜に適ったテーマや切り口で会期ごとに約200点を展示。19世紀末から今日に至る日本の美術の流れを一気にたどることができます。皇居や丸の内ビル群を見渡せる休憩室「眺めのよい部屋」も必見。

工芸のまち・金沢に移転した近現代工芸・デザイン専門の美術館

近現代工芸・デザイン専門の美術館。特定のテーマに基づいた所蔵作品展、特別展又は共催展を開催するほか、漆芸家・松田権六の工房の移築展示やデジタル鑑賞システム、専門図書を揃えたアートライブラリ、オリジナルグッズも充実したミュージアムショップを設置。明治期の旧陸軍施設を活用した建物も見どころの一つ。

京都ゆかりの作品と出会える美術館

平安神宮のすぐそばに建つ美術館。京都を中心とした西日本の美術に重点をおき、陶芸、染織、金工などの工芸品から、日本画、洋画、版画、彫刻、写真まで幅広く所蔵。西日本における芸術活動に注目し、紹介するコレクション展は、季節ごとにほぼすべての作品を入れ替え、訪れるたびに楽しめます。

日本で唯一の国立映画専門機関

日本で唯一の国立映画専門機関として、国内外の映画および映画関連資料の収集・保存・研究・復元とともに、無声映画から近年の作品までを取り上げた特集上映や日本映画の歴史を伝える常設展、さまざまな切り口による企画展を開催しています。図書室を有し、映画に関する教育、国際連携・協力の拠点としての機能も備えるなど、映画文化振興の中心として発信を行っています。

西洋美術の名作が揃う日本随一の西洋美術専門の美術館

上野公園内に位置する、西洋美術専門の美術館。フランス政府より寄贈返還された「松方コレクション」を基礎に、主にルネサンスから20世紀半ばまでの西洋の絵画、彫刻、版画、素描などを所蔵。ルノワールやピカソなど一度は耳にしたことのある作家の作品が並び、西洋美術の流れを展望できます。国立西洋美術館を含むル・コルビュジエの17の建築作品は世界遺産に登録されており、2022年4月の前庭リニューアルによって創建当時の姿を体感できるようになりました。

国内外の現代アートに出会える美術館

大阪・中之島の水辺に位置する世界でも珍しい「完全地下型」美術館。エントランスでは竹をイメージしたユニークなオブジェが出迎えます。1945年以降の国内外の現代美術を中心に、約8,200点のコレクションを有します。コレクション展では、現代美術を語る上で重要な作家や作品を、展示替えごとに視点を変えて魅力あるテーマで紹介します。

国内最大級の展示スペースを活かし、多彩な展覧会を開催する美術館

東京のアートスポットとして注目を集める六本木に、「森の中の美術館」を建物のコンセプトとして開館。コレクションをもたず、ガラスに囲まれた明るく開放的な館内では、国内最大級の展示スペースを活かした多彩な企画展や、美術団体への会場提供を行い、いつでも新しい美術と出会うことができます。芸術・文化の創造、発信などアートセンターとしての役割も果たします。